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林 靖典 ポートレート 林 靖典 | ヨォルング語研究者・イダキ奏者

オーストラリア在住ヨォルング語研究者 林靖典の「アーネム・ランド単身赴任」

3. Walu Gorrmur’「暑いっ!」

■昼暑く、夜すずしい4月のMilimgimbi

4月9日。昨日の大雨のおかげで今日はめちゃくちゃ暑い。朝、昼と昨日のグリーン・カレーを食べた後、フィールドワークを続けたら2時くらいになっていた。うぅぅん、今日はコミュニティー特有の何も起こらない状態にはまってしまい、何もなかった。昼間にコミュニティーの集会場のような場所で一台だけインターネットがあるので、そこでメールチェック。

コミュニティの集会所にあるパソコン
集会場のパソコン。後ろの壁に重なっているのはイダキ?じゃないか。

あいにく日本語が読めないので、学校関係のメールだけチェック。

学期が始まったばかりなので、留学生向けのオリエンテーションや食事会が来週あるらしい。楽しそうだし、みずみずしい食べ物がだんだん懐かしくなってきた。

毎度コミュニティーにいるときの昼食は決まって小さい揚げシュウマイを1個とオレンジジュースで2ドル(このセットだけはダーウィンよりも安いことを発見!)なので、ダーウィンにいるときと比べると食事は乏しい。

夜はほぼ満月で潮風がすごく気持ちよくて、一人ビーチ沿いを歩いた。という位しか今日は何もやってないなあ。今が一番寒い季節なので、中には長袖を着てはるヨォルングもいる。昔、ブラブラの出口さんとリアル・ブッシュマンゆうじとメルペン・コミュニティーのフェスティバルに行った際、夜中寒すぎて体が凍りついたのが懐かしく思える。

前回11〜12月の一番暑い時期と比べると天国だけど、コミュニティーで寒いのもなんだか変な感じ。夜遅くから居候先の義兄と長々と話しこみ、最後に言われた名言:ヨォルングときっちり関係を作り、正しいヨォルングの知識を学ぶ為には風になってはだめだよ、石にならなきゃね。苔が生えるくらいの石になってみよう。

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