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Research 林 Jeremy Loop Roots
林 靖典 ポートレート 林 靖典 | ヨォルング語研究者・イダキ奏者

オーストラリア在住ヨォルング語研究者 林靖典の「アーネム・ランド単身赴任」

17. Yurrwi「ミリンギンビ」

■ループルーツの長谷くんにもらった特注色イダキケース

7月10日。今日はNAIDOCの日なので、コミュニティは3連休。なのでミリンギンビに遊びに行くヨォルングも多く、行きと同じくすごくスムーズに車と船の準備が整った。良い感じの満ち潮で出発準備万端。今回もラミンギニンにはお世話になりました。電気製品をたくさん持ってきているので、つるつる滑る船着場の上を用心して一つずつ船の中に運ぶ。

Earth Tubeのイダキケースと機材
ホンマに丈夫やわあ

今回は初めてイダキを持参したので、結婚式のお祝い品としてループルーツの長谷くんからもらったEarth Tube製のイダキケース(黄)を使わせてもらった。ほんとに作りがしっかりしていて(ヨォルングも感心してます)、気にせず何処にでも持っていける。Goriさん良い代物作りはったなぁ。

そういえば、ダーウィン・フェスティバルと言う、毎年8月にダーウィンで行われる音楽祭に去年行ったとき、Earth Tubeのイダキケースを背負ったヨォルングの少年を遠くに発見した。

。Goriさんがジャルにプレゼントしたものらしい。確かにこんだけしっかりした作りやったら、安心して使えるし、子供や犬が走り回るヨォルングの家の中に置いていても安心安心。

■快適 !? ....... なミリンギンビ

ということで、ミリンギンビ到着。

正直、キッチンでずっと寝ているとプライバシーも何も無いので、久々に一人っきりになろうと思い、ジュースと揚げシュウマイを買うために、テイクアウト店に直行。

ジュースと揚げシュウマイと今日は贅沢にソーセージ・パイも買った

占めて8ドル強。久々の1人での食事、すごく贅沢してしまった。と感動に浸っていると、体が何かにチクチク刺されている。

蚊や。先週はおれへんかったのに、何故!?

蚊が出てきた.......ということはこれからミリンギンビはサンドフライ+蚊ということか.......気を抜いている場合やない。

タマリンドの木
ミリンギンビにはターマリンドの木がたくさん育っている

今回は知り合いのヨォルング夫婦がたまたまダーウィンに遊びに行っていたので、その家を1人で貸してもらえる事になった。申し訳ないくらい快適♪

ところが、夕飯を姉の家族と食べているときに、甥っ子が一緒に寝ると言い出したので、結局は2人で寝ることに。映画を一緒に見たけど、子供特有の「自分が一回見たことのある映画の内容をはじめて観る人に先々に教える症候群」で、30分も経たない内に1時間以上後の内容まで分かってしまった。かわいい甥っ子だから憎めない。

ラミンギニンから少し早めに帰ってきてしまったかなぁ、と内心思っていたけど、明日からミリンギンビではすごく稀で大掛かりな儀式と割礼の儀式が同時に始まるらしい。その儀式はマンディヤラというもので、初めてミリンギンビに来たときにビデオで見せてもらったのと、Black Civilization (Lloyd Warner著)でしか、その存在を知らなかったので、学校の作業とは大きく関係しないけど、久しぶりにアドレナリンが出てきた。明日の為に、今日は電気機器と体力充電しておこう。

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